ジャイアントテーブルのある風景
こんにちは、朝日珈琲サロンです。
先日お客様から大変立派な花束をいただき、大テーブルの上がお花でいっぱいです💐
当店スタッフはこのテーブルのことを「カウンター」と呼んでいますが、実際はカウンターではなく大きな一つのテーブルです。
1976年にお店を改装した時に作られたようで、どっしりとした重みがあり、広々と使えるため、新聞を広げて読んだり、何かを書いたりするのにぴったりの席です。
その一方で、向かい側の人とふと目が合ったりするような独特な距離の近さもあります。
1978年発行の『店舗と建築』という雑誌に「ジャイアントテーブル」についての特集が組まれています。
ジャイアントテーブルとは、まさに当店のテーブルのような、複数組のお客さまが囲むことを前提として作られた大きなテーブルのことです。
この特集で、インテリアデザイナーの境沢孝さんは以下のように書いています。
見知らぬ人と向かい合い、隣り合いながらひとつのテーブルを囲むことは、一般的な飲食店の方式としてかつてなかった現象といって良い。そしてそれを可能にしている根底には自分と他人との間を余り気にしない、特に興味もないかわりに拒絶もしないという今の世代の楽天性があって成り立っている。
1978年当時と今とでは、人と人との距離感や関わり方もずいぶん変わっていると思います。それでも、見知らぬ誰かと偶然同じテーブルを囲み、それぞれ別々の時間を過ごしながらも、ゆるやかに空間を共有するジャイアントテーブルならではの感覚は、今でもどこか魅力的です。
境沢さんの言葉を借りるなら、「特に興味もないかわりに拒絶もしない」という“楽天性”を少しだけ持って、この独特な距離感を楽しんでいただけたら嬉しいです。
ちなみにこちらの雑誌、同じ号の「人と作品 奥田實」という特集に朝日珈琲サロンも掲載されています!
当時の店舗の写真が掲載されているだけでなく、改装にかかった費用やお店のメニュー、客単価など、かなり詳しく書いてありとても面白いです。
店内の本棚に置いてあるのでぜひ手に取ってみてください。
みなさまのご来店をお待ちしております。







